2012.03.20 写真差し替え

全日本空輸(NH/ANA) B747SR−81 (JA8138) 1998.03.29 羽田空港にて
747SRとは、ボーイング社が日本向けに開発したモデルです。
SRとは「Short Range」の略で、日本の国内線向けに
「フライトタイム(飛行時間)は少ないがフライトサイクル(離着陸回数)は多い」
に対応する為に、足回りを中心に機体構造を強化をしています。
通常のB747がフライトタイム62000時間・フライトサイクル24600回に対して
SR型の場合フライトタイム42000時間・フライトサイクル52000回となっています
さらにSR型は「短距離仕様なので長距離は飛べない」と思われがちですが
構造上は長距離を飛べるようになっており、わざと短距離しか飛ばないのです。
これは、着陸料や駐機量どが機体重量で決まるので
「機体重量を低く申告し諸経費を安くしている」のです。
その為国際線に使う場合は、書類の手続きだけで長距離を飛べるようになります。
(機体構造を強化しているので、若干航続距離は短めとなりますが)
余談ですが、日本では通常型のジャンボを「LR」と呼ぶ事が多いです。
ま、SRに対してLR「Long Range」という所ですか。

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