UpDate 2012.07.17



全日本空輸(NH/ANA) B747SR−81(JA8157) 1996.09.20 成田空港にて

この機体はSR型としては唯一の存在となった機体です。
もともとは普通のSRとして1982.06.25に登録されました。
しかし、当時の航空憲法で国際線はチャーター便しか認められてなかった全日空ですが
徐々にですがチャーター便の飛ぶ距離が増えてきます。
そうなると死活問題が発生しました。
当時の全日空のフリートは、国内線専門のエアラインだったので
近距離しか飛べない機体ばかりなのです!!
当然ジャンボもSRなので行けてもグアムあたりが限界です。
そこでこの機体に白羽の矢が当たったのです。

長距離を飛ぶためにエンジンのパフォーマンスアップ(推力増強)や最大離陸重量の増加を行い
ラバトリー・ギャレーの増設を行って長距離を飛べるようになったのです。
その結果、成田からジャンボで長距離国際線を飛ばすようになった頃には
−200Bやー400に混じって中国路線やオセアニア線に飛びました。

また、全日空のクラシックジャンボで最後まで飛んだのもこの機体でした。

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