UpDate 2013.07.15



カンタス・オーストラリア航空(オーストラリア・シドニー QF/QFA) B747−338(VH−EBT)
1996.09.20 成田空港にて

なんの変哲もないカンタスのB747−300ですが、実はこの機材にはある歴史があります。
下記の写真をご覧ください。

この機体の機首のUP画像ですが
「THE AUSTRALIAN AIRLINE」と書いてあります。
で、こちらの写真を見ていただければ分かりますが
「THE SPRIT OF AUSTRALIA」と書いてあり
B747−400も同様であります。
同じ機材でもどうして違いがあるのか?
実はカンタスの豪国内線の買収の歴史が一枚絡んでいるのです。

1993年にカンタスは豪国内線を運航していたオーストラリアン航空を買収し
初めて豪国内線に進出しました。
(それまではカンタスは国際線専門の会社でした)
その際オーストラリアン航空側から確か何らかの形で名前を残してほしいという要望があり
オーストラリアン航空の3レターコードが「TAA」だったので
HE USTRALIAN IRLINE=TAA」で問題解決を図ったのでした。

しかしそんな経緯も時が過ぎると忘れ去られるものです。
いつの間にか元の「THE SPRIT OF AUSTRALIA」に戻ってしまい
「THE AUSTRALIAN AIRLINE」は消滅したのでした…。
ちなみに当写真館のB747−200Bの写真も
「THE AUSTRALIAN AIRLINE」の写真となっています…。

そしてこのVH−EBTという機材ですが
JALが一時期カンタスに成田ーシドニー線を運航委託した際に
カンタス機材でありながら、JALのフルカラーになって飛んでいたことがあります。
(リンク先は外部サイトです)

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